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土 (小説)[つち]
『土』(つち)は、長塚節の長編小説。作者の郷里である茨城県鬼怒川沿いの農村を舞台に、貧農一家の生活を農村の自然や風俗・行事などと共に、写生文体で克明に描いた作品。長塚の唯一の長編小説で、農民文学の代表的作品とされる〔土 、コトバンク、2015年3月1日閲覧〕。 夏目漱石の推薦により〔、1910年(明治43年)6月13日から11月17日にかけて東京朝日新聞に連載。1912年(明治45年)5月19日に春陽堂より刊行され、漱石による序文『「土」に就て』が付された。 1939年(昭和14年)に日活製作・内田吐夢監督によって映画化された。 ==映画==
『土』(つち)は、1939年(昭和14年)4月13日公開の日本映画である。日活製作・配給。監督は内田吐夢、主演は小杉勇。モノクロ、スタンダード、142分。 内田監督の戦前期の代表作で、長い製作日数をかけ徹底したリアリズムで描いた〔土 、allcinema、2015年3月1日閲覧〕。地味な内容にもかかわらず3週間続映のヒット作となり、文部省推薦も受けた〔田中純一郎『日本映画発達史Ⅲ 戦後映画の解放』、中央公論社、1976年、p.29-32〕。評価も高く、第1回文部大臣賞、第16回キネマ旬報ベスト・テン第1位に選ばれた。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「土 (小説)」の詳細全文を読む
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